きのこの旅 〜1日目〜
2007年 03月 11日
2007年3月6日午後。
2両編成のディーゼルカーは僕をのせて、信濃の山中を北に向かっていた。
標高が高く、空がすぐそこで、落葉樹の山々は確実に春の準備をしていて。
そう、僕は久しぶりの旅の中なのです。
近所の八百屋のキノコ売り場に『とってもおいしめじ』という名のきのこがあって、僕はそれをよく買う。
名前とかわいらしいキャラクターが好きで、安くておいしいんだ。
ある時、『とってもおいしめじ』のパッケージの裏に『工場見学大歓迎!』と書かれてあるのを見つけた。
旅はきっかけ。
僕は、工場見学をしに旅に出ようと決めたんだ。
きのこ工場は『(有)いいやま』といって、長野県の飯山市(新潟県との県境、長野の北の地)にあった。
さらに『(有)いいやま』のHPによると、キャラクタータオルやTシャツもあるらしく、それも入手してこようと決めた。
こうして、3/6(火)〜3/8(木)『きのこの旅』が始まったのである。
今日はその初日。
無計画な旅が好きなありけんの、久しぶりに『目的がある旅』はこの先どうなってゆくのでしょう。
9:10出発。
はじめは長野新幹線で一気に軽井沢あたりまで行こうと思ってたのだが、『青春18切符』が発売されてるということで中央線、つまり山梨経由で行くことにした。
新秋津で『青春18切符』を購入して出発。
【今年は20周年記念ということで8000円でした。
5日間各駅列車が乗り放題なのです。安いよね(笑)。】
久しぶりだからな、楽しいなぁ。
スタートして30分、立川駅でラッシュがいやになり、早々に『特急かいじ』に乗り換え甲府までひとっとび(挫折が早いぞ!)
(注)特急には『青春18切符』は使えません。特急券のほかに乗車券まで買わなければいけないのです。
僕は、「最後の手段」を最初に使ってしまうタイプ。
甲府からはずっと各駅停車で、4人席に足を伸ばして進んだ。
キヨスクでハイソフトを買ったら、窓際アイテムはすべて揃ったよ。
だけどこんなに空は青いのに、僕にはひとつだけ気がかりなことがあった。
それは、アポなし…
つまり目的である『(有)いいやま』さんに、工場見学のアポを取っていなかったのだ。
見たこともない大の大人がいきなりやってきて「工場見学させてください!」って、それは非常識である。
今回はあえてアポなしで行って、もし断られたら、近くの電柱に『ありけんワンマンライブ』のポスターでも貼ってサインでもしてこようかとか思っていたのだけど、やはり連絡を取ることにした。
プルルルル…
もしOKだったら長野方面に向かおう。もし断られたら…
鳥取に行こう。
プルルルル…
『(有)いいやま』の事務の方に熱い僕の思いを告げると、なんとなくOKしてくれました(笑)。(こんな前例はないらしい)
僕が行こうとしているところは、きのこの生産工場ではなく、きのこの『パッケージ工場』らしいのです。
アポとは呼べないアポ取りに成功したありけんは、心の気がかりも晴れ、進路を長野に向けた。
「なーに、行けばこっちのものさ!」(だめな男である…)
飯山市方面に行く路線はいくつかあるが、すごいローカルそうな路線『小海線』で長野を北上することにした。
中央線から小海線に乗り換えるため、山梨の北『小淵沢駅』で1時間の待ちとなった。
風が強く、きれいな所だ。
こんな時は駅を出て、ふらふらり。
【ローカルな旅に待ち時間はつきもの、そんな時は写真を撮る。
自分が写っているすべての写真は、置き撮りのタイマー撮影。
もう慣れてきた】
危うく鳥取に行きかけたありけんは、小淵沢を出て北上し始めた。
タタッタトン タタッタトン タタトン
テーテーテーーテーテーテーテーー…(ありけんソング:明日の私)
いや〜、やっぱり旅にはこの曲でしょう!
【JR小海線車内。一両編成のディーゼルカーはガラガラ。】
早春の落葉樹林の山間を、音と煙を吐いて走るってゆく。
雪はほとんどなく、日に照らされた丘陵が暖色でやわらかくも見えるよ。
九州とも東北ともまた違うし。
信州…、なんだ。
どんだけ車窓を見てても飽きない。
大好きな曲はもちろん、ちょっと好きな曲もまたよく聞こえるよ。
小海線の終点『小諸駅』から私鉄の『しなの電鉄』に乗り換えた時はもう16時近かった。
電車の影が長く、バラバラと田んぼを走り始め。
陽がさらに落ちる頃、ようやく長野に着いた。
18時か…。
まだまだどこかへ行けそうな気がしたが、今日は余裕をもって長野で一泊を決めた。
安ホテルにチェックインし、ネット喫茶で原稿を上げ、明日の予定を立てる。
明日は『(有)いいやま』工場見学をしたあとに、日本海へ行こう!
そうだ、海にゆこう!
目覚ましは7:30にセットして。
ありけん『きのこの旅1日目』は無事終了したのです。
2両編成のディーゼルカーは僕をのせて、信濃の山中を北に向かっていた。
標高が高く、空がすぐそこで、落葉樹の山々は確実に春の準備をしていて。
そう、僕は久しぶりの旅の中なのです。
近所の八百屋のキノコ売り場に『とってもおいしめじ』という名のきのこがあって、僕はそれをよく買う。
名前とかわいらしいキャラクターが好きで、安くておいしいんだ。
ある時、『とってもおいしめじ』のパッケージの裏に『工場見学大歓迎!』と書かれてあるのを見つけた。
旅はきっかけ。
僕は、工場見学をしに旅に出ようと決めたんだ。
きのこ工場は『(有)いいやま』といって、長野県の飯山市(新潟県との県境、長野の北の地)にあった。
さらに『(有)いいやま』のHPによると、キャラクタータオルやTシャツもあるらしく、それも入手してこようと決めた。
こうして、3/6(火)〜3/8(木)『きのこの旅』が始まったのである。
今日はその初日。
無計画な旅が好きなありけんの、久しぶりに『目的がある旅』はこの先どうなってゆくのでしょう。
9:10出発。
はじめは長野新幹線で一気に軽井沢あたりまで行こうと思ってたのだが、『青春18切符』が発売されてるということで中央線、つまり山梨経由で行くことにした。
新秋津で『青春18切符』を購入して出発。
5日間各駅列車が乗り放題なのです。安いよね(笑)。】
久しぶりだからな、楽しいなぁ。
スタートして30分、立川駅でラッシュがいやになり、早々に『特急かいじ』に乗り換え甲府までひとっとび(挫折が早いぞ!)
(注)特急には『青春18切符』は使えません。特急券のほかに乗車券まで買わなければいけないのです。
僕は、「最後の手段」を最初に使ってしまうタイプ。
甲府からはずっと各駅停車で、4人席に足を伸ばして進んだ。
キヨスクでハイソフトを買ったら、窓際アイテムはすべて揃ったよ。
だけどこんなに空は青いのに、僕にはひとつだけ気がかりなことがあった。
それは、アポなし…
つまり目的である『(有)いいやま』さんに、工場見学のアポを取っていなかったのだ。
見たこともない大の大人がいきなりやってきて「工場見学させてください!」って、それは非常識である。
今回はあえてアポなしで行って、もし断られたら、近くの電柱に『ありけんワンマンライブ』のポスターでも貼ってサインでもしてこようかとか思っていたのだけど、やはり連絡を取ることにした。
プルルルル…
もしOKだったら長野方面に向かおう。もし断られたら…
鳥取に行こう。
プルルルル…
『(有)いいやま』の事務の方に熱い僕の思いを告げると、なんとなくOKしてくれました(笑)。(こんな前例はないらしい)
僕が行こうとしているところは、きのこの生産工場ではなく、きのこの『パッケージ工場』らしいのです。
アポとは呼べないアポ取りに成功したありけんは、心の気がかりも晴れ、進路を長野に向けた。
「なーに、行けばこっちのものさ!」(だめな男である…)
飯山市方面に行く路線はいくつかあるが、すごいローカルそうな路線『小海線』で長野を北上することにした。
中央線から小海線に乗り換えるため、山梨の北『小淵沢駅』で1時間の待ちとなった。
風が強く、きれいな所だ。
こんな時は駅を出て、ふらふらり。
自分が写っているすべての写真は、置き撮りのタイマー撮影。
もう慣れてきた】
危うく鳥取に行きかけたありけんは、小淵沢を出て北上し始めた。
タタッタトン タタッタトン タタトン
テーテーテーーテーテーテーテーー…(ありけんソング:明日の私)
いや〜、やっぱり旅にはこの曲でしょう!
早春の落葉樹林の山間を、音と煙を吐いて走るってゆく。
雪はほとんどなく、日に照らされた丘陵が暖色でやわらかくも見えるよ。
九州とも東北ともまた違うし。
信州…、なんだ。
どんだけ車窓を見てても飽きない。
大好きな曲はもちろん、ちょっと好きな曲もまたよく聞こえるよ。
小海線の終点『小諸駅』から私鉄の『しなの電鉄』に乗り換えた時はもう16時近かった。
電車の影が長く、バラバラと田んぼを走り始め。
陽がさらに落ちる頃、ようやく長野に着いた。
18時か…。
まだまだどこかへ行けそうな気がしたが、今日は余裕をもって長野で一泊を決めた。
安ホテルにチェックインし、ネット喫茶で原稿を上げ、明日の予定を立てる。
明日は『(有)いいやま』工場見学をしたあとに、日本海へ行こう!
そうだ、海にゆこう!
目覚ましは7:30にセットして。
ありけん『きのこの旅1日目』は無事終了したのです。
by ariken-essay | 2007-03-11 20:12